2024年度 第67回三扇祭を終えて
第67回三扇祭は2024年11月2日(土)~4日(月祝)の三日間にわたり開催され、盛会のうちに幕を閉じました。
今回、実行委員会のお二人にインタビューを実施しました。
第67回三扇祭実行委員長 武田 周斗(たけだ しゅうと)(写真右)
第67回三扇祭実行副委員長 南 空優(みなみ くうが)(写真左)
1. 今年は「挑戦」がテーマ
三扇祭は毎年新しいことにチャレンジしている印象があるのですが、今年はいかがでしたか?
武田)今年は挑戦をテーマにしていたので、例年以上にいろいろやってきたのですが、ライブ企画が一番大きかったと思います。
体育館でのライブは僕が調べた限りだと三扇祭初で、資料もない中で進めていって、例年は芸人さんを呼んでいることが多かったですが、やり方とかも全部決めて、ステージを作って音響さんを呼んで…という感じだったので、そこは一番新しい取り組みでしたね。
他に挑戦したことはありますか?
武田)同窓会の方々と関わりを増やしたいと強く感じて、今年初めて同窓会との連携企画としてJOYさんのトークショーを実施しました。ステージ終了後は同窓会のブースにてサイン会もやっていただいて、かなり受けが良かったです。お客様もいっぱい集まり、高評価だったと感じているので実施できてよかったなと思っております。
南)僕も今年の代でいろいろ挑戦しているというのは感じていて、来年へのプレッシャーがあります。僕は次の代(第68回)の委員長なので、現状の目標としては「新しいこと」「始まったばかりのこと」はまだ粗さがあるので、そこをきれいに削ってパワーアップさせることに注力したいという気持ちが強いですね。
続けていくだけではなくブラッシュアップ策を見つけ、変えていくという形ですね。
来年に向けてプレッシャーを感じている南さんにむけて武田さんからエールなどありますか?
武田)いろいろ大変なところもあるので、頑張れとしか(笑)。引継ぎ資料などを渡してサポートはするのですが、実際にその仕事には関わったりはできないので、あとは頑張れと。
2. 準備から本番を振り返って
年1の大イベントですから苦労もあったと思いますが、特にしんどかったエピソードなどありますか?
武田)準備期間で言うと、やりたいことができなくなったり逆にうまくいったりと(気持ちの)上がり下がりはありました。ハンブレッダーズさんのライブでは実行委員会が直接やり取りさせてもらって、アポ取りをしていました。また体育館をライブで使うのは初めてだったので、大学の事務局さんともやり取りをして、駐車場の使用についてなど、すり合わせ一つ一つが上手くいくと嬉しかったですね。
また今年は3日目に「ぐんまちゃん」を呼ぶことに成功して、県による厳しい審査があるのですが、それが通ったときとか嬉しかったですね。メールが来たときは就活で受かったみたいな気分で、そういう点が一番印象に残っていますね。
南)僕は小さいエピソードですが、夜遅い時間にリハーサルやってると、すごい寒くて。今年は特に雨が多かったので、どうしても外でやらないといけないリハーサルが時々あって、雨の中でのリハーサルは結構しんどくて、ちょっとエピソードとして弱いかもしれないですけど。
南)新しいことに挑戦している分、委員長の大変さを見て、来年に思いを馳せて(僕も苦労するのかな)と思う部分もありつつ、やはり委員長だけでは成り立たなくて、他のみんなが手伝ってくれているからこそというのを見ていて強く感じました。そこは来年以降、仲間への感謝の気持ちも忘れず、協力していきたいなというのを強く感じました。
やりがいや達成感を得られたことはありますか?
武田)今年は昨年と比べて形を変えた部分が多くて、最終的にそれがどうなるのか不安でしたが、体育館ライブでは800人くらいの方に来ていただいたり、クラウドファンディングも目標にはいかなかったですけど、ある程度達成できたり、「みつまる」グッズも好評いただいていたりと、新しく挑戦した部分がお客様に刺さったかなというところがよかったです。最終的な来場者数もそうですし、お客さんの顔とか表情を見ていても結構楽しんでくれていたのかなと思っていて。そこがうまくいったのがすごい良かったところですね。
南)僕がメインで動いた部分で言うと、初日の(ステージ)MCをしていた時に、雨が降っていたのですが、終わってみたら達成感が来て、それでステージ脇の控え室に行った時にちょっとうるっと来て。僕がMCをやらせていただいた企画は、ギリギリで内容が大きく変わって、急遽決まったものだったので、いろいろ苦労というか大変な部分もあって、それをちょっと思い返して、でも頑張れたなという達成感を感じられました。
あと2日目、3日目以降は本部の受付にいることが多かったのですが、帰られるお客様が「ありがとう」とか「楽しかったよ」という一言をかけてくださった時がすごい嬉しくて、そういう言葉の積み重ねがすごい達成感につながっていてよかったです。
お客様あっての三扇祭ですからね、ちなみに今年の来場者数は何人でしたか?
武田)今年は3日間で1万249人ですね。コロナ明けで1万人超は初めてで、コロナ前と比べてもかなり多い方だと思います。
一日目が雨だった一方、ライブ開催により群馬県外から来てくださる方がいて、ここが来場者アップに繋がったかなと思います。またホームカミングデイなども来場者増加の要因かなと。
3.入部のきっかけ
そもそもお二人が「三扇祭実行委員会」に入部したきっかけは何でしたか?
武田)僕は学祭がやりたくて大学生になったので、大学について調べるときにセットで大学の学祭も一緒に調べていて、学祭を頑張っているところの大学に入りたかったというところが一番にありました。高校生のうちはコロナだったので三扇祭の開催はしてなくて参加できなかったのですが、三扇祭実行委員会に入りたいと思って、高経に進学したんです。
入学の理由が学祭だったのですね。
武田)そうですね、(学祭が)一番の理由ですね。コロナで高校の学祭ができなかったので大学では絶対やりたいなというのもあって。
三扇祭実行委員会には入部のための面接があるので、僕の中では大学進学も含めて、共通テスト・二次試験に加えて、入部面接の3次試験まで突破しないとという感覚でした(笑)
南)僕も近しい部分があって、学祭がやりたくて大学に入ったんですけど、高校の時に進学するか就職するか迷っていて、大学に興味関心がそこまでなかった時に、担任の先生に大学行っておくべきだって言っていただきました。その中でやりたいことを見つけないと続かないからと言っていただいたことから、ちょうど高校で学祭の実行委員やっていて、仲間と作り上げていく楽しさを経験して、それは続けていきたいなっていうのが原点で、大学でも学祭の実行委員をやりたいなっていう感じで入ったのがきっかけですね。
4.来年に向けてメッセージ
来年の来場者に向けて、三扇祭のおすすめポイントがあれば教えていただきたいです。
武田)三扇祭のおすすめポイントとしては、大学の雰囲気がわかることかなと思います。授業以外の学生の感じとか雰囲気が一番わかるのは学祭かなと思うので、そういう雰囲気を味わう意味でもぜひ来ていただきたいです。あとほかの学祭と比べても各団体さんの出店が安く設定されているので、お財布にも優しいなと思います。
南)僕も同じ感じで、ほかの大学の学祭に行くとかなり雰囲気が違うので、大学(高崎経済大学)の雰囲気を知ることができる場だと思いますし、学生のリアルな雰囲気をより感じられる場でもあると思います。また、なんだかんだ参加してみたら景品を持って帰れたという方も結構いらっしゃるので、それだけでも楽しいかな、というアピールポイントもあると思っています。
武田)雰囲気を知るという意味でも「活気のある学祭」である方が「活気のある大学」だなって感じてもらえるなと思っています。僕も視察じゃないですけど、他の大学さんにもお伺いしているのですが、学祭の活気があると「ここの大学はすごく盛り上がっているな」と思えるので、僕たちもそのように思ってもらえるような学祭を目指していました。活気ある雰囲気を知ってもらうっていうところが一番大きいかなと思います。
今年(三扇祭を)楽しんでいただいた方も、今回興味を持っていただいた方も、ぜひ来年の三扇祭にご来場いただければと思います。
インタビュー・記事:オオスミウム(経済学部4年)、おすし(地域政策学部3年)