箱根駅伝予選会(2023.10)

2024年1月2日・3日に、第100 回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が開催されました。第100回の記念大会ということで、今年は例年よりも3校多い23チームが本戦に出場しました。

この本戦に進むことのできるチームを選ぶのが予選会なのですが、この予選会はどの大学も出場できるわけではなく、参加者全員が10000m 34 分 00 秒以内の公認記録を有していなければならないという高いハードルがあります。そんな予選会に、高崎経済大学陸上競技部は実に13年連続で出場しているのです。今回は、その予選会を取材しました。

 

2023年10月14日、朝早くから応援団や吹奏楽部などの有志の学生が大学に集合し、会場である東京・立川の国営昭和記念公園に向けて出発しました。

 

国営昭和記念公園に到着すると、駐車場には既にたくさんのバスが。この予選会には全国からのべ57チームが参加していました。今回は第100回の記念大会ということで、参加資格が全国の大学に拡大されていて、参加校数は史上最多とのことです。陸上競技部や同窓会の方と合流して、いよいよ予選会のスタートです。

スタート地点である自衛隊立川駐屯地の周回コースの内部は、全57チームの各大学の応援メンバーが埋め尽くしており、周回コースの外部は応援に駆け付けた一般の方や報道の方がこれまた埋め尽くしていて、スタートを今か今かと待ち構えています。

スタートを待ち構えているのは選手も同じで、実際にコースを走る選手にも応援しに来た私たちにも、同じ緊張感が張り詰めていました。

 

箱根駅伝予選会3

そして、ついに予選会が始まりました。

各大学が一斉に大声を張り上げ、手を振り上げて、精一杯選手を応援します。もちろん高崎経済大学も、応援団のリーダーの口上に合わせて力一杯演技や演奏を選手に届けます。

演技と演奏を行ったのは高崎経済大学学歌や三扇節、第二応援歌や高崎第十五聯隊歌の4曲で、大声を出し身体を大きく動かす演技や息を大量に使う演奏ではどれも体力を使うものなのですが、勇躍して走っている選手の力になれるよう、ほとんど切れ目なく行われました。

駐屯地内では、応援している私たちのすぐ前を選手が走るのですが、高崎経済大学の選手たちも応援にこたえるかのように目の前を駆け抜けていきました。普段目にすることがない選手たちのスピード感や全力の姿に心を打たれました。

 

 

全国から全57チームが参加した今年の箱根駅伝の予選会は、結果は残念ながら「記録なし」となってしまいましたが、陸上競技部の選手の走りも応援団や吹奏楽部など有志の学生の応援も、どちらも全力を出し切ることができたのではないでしょうか。

 

今後も陸上競技部のみならず、学生の大学内外での活躍の際に、それをしっかり応援し、支えられるよう、いち吹奏楽部員として常日頃の練習を頑張っていきたいと思います。

 

担当:おすし(地域政策学部2年 吹奏楽部所属)