ソフトボール部 全国第3位 インタビュー

 

高崎経済大学ソフトボール部が9月に開催された「第58回全日本大学男子ソフトボール選手権大会」で第3位という輝かしい成績を残されました。今回は選手の皆さんにインタビューを決行いたしました。


左から 関口さん(地域政策学部観光政策学科3年)、嶋倉さん(地域政策学部地域づくり学科3年)、平山さん(経済学部経営学科3年)

 

-全国3位ということで、率直な感想をお聞かせください。

(嶋倉さん)一回戦勝てるかもわからない状態で臨んだ大会だったので、嬉しいという気持ちとそこまでいけるんだとびっくりした感情です。

 

-これまでも全国出場というのはあったのでしょうか。

(嶋倉さん)4年間くらいインカレ自体も出れていなくて、去年1年間もあまり振るっていなくて、今年になってちょっとずつ勝てるようにはなっていたんですけど、まあ出られればいいなくらいの気持ちの大会だったので勝つなんて考えてもいなかったんですけど。

(関口さん)僕たちはまず全国大会出場を目標にやっていたので、出た後は具体的な目標が最初からなかったので、やってみて自分たちが一番驚いています。

(平山さん)自分たちの代が始まった時にインカレ出場が最終的な目標だったので、出られたときはめちゃくちゃ嬉しかったんですけど、いざインカレの場に出て勝てると思っていなかったんですけど、場の雰囲気に乗れた感じがして楽しかったですね。

 

-1回戦目は大阪体育大学との試合でしたね。

(関口さん)強いっていう噂を、リーグ全然違うので、情報が直接入ってくるわけじゃないんですけど、インスタとかで調べたり、知っているチームには話を聞いたりして強いっていう話をきいていたので、まあ…負けるんじゃないかと。

-(笑)案外弱気だったんですね

(関口さん)楽しむにふりきっていたんですよね。

-結果コールド勝ちをされましたね。

(嶋倉さん)そうですね。勝つと思っていなかったのでまさかコールド圧勝すると思わず。

意外と(僕らのチームが)強いんだなと。

 

-初戦快勝されて2日目に入りましたが、そこでも楽しむという思いは変わらずですか?

(嶋倉さん)ソフトボールを純粋に楽しもうっていっていたので緊張感もほぐれてきたんだなと思って、いい形でチームがまわりましたね。

-2日目は2試合もあって疲れなどは出ませんでしたか

(嶋倉さん)めちゃくちゃ疲れていて、選手の一人が1回表に足をつってしまって試合にほぼ出られなくなってしまった。バックアップもあまり準備していなかったので、やばいなここで負けるんだなと思ったけれど、4年生が支えてくれました。

-他にアクシデントはありましたか。

(嶋倉さん)土曜に1回戦で日曜の2・3回戦の試合のうちで負けると思っていたので、日曜の夜に宿を取っていなかったんです。勝ってしまって月曜に試合があるとなって宿がないなと。

(関口さん)そこで連盟の方に立て替えてもらって、バスもバス会社の方が丁寧に対応していただけて。

(嶋倉さん)マネージャーがスムーズに手配をしてくれました。

-裏方の活躍もあったんですね

 

-このような成果を残せた要因はどんなところにあると考えますか。

(嶋倉さん)監督や顧問の高橋伸次先生がすごくソフトボールを詳しくて、僕ら選手はソフトボール上がりもいますが、野球上がりでソフトボールをあまり知らない人が多く集まってくるチームなので、その中で戦術とか「ソフトボールってこうだよ」っていうのを教えてくれて、それをようやく今になって体現することができてきたからいい試合ができたのかなと考えています。

-顧問の高橋先生が今年で退官されるということでその辺りの意識はありましたか。

(嶋倉さん)少しだけありました。(先生が)関東の理事をしていて表彰状を渡すことをしていたので、これまで他の大学に(表彰状を)渡すことが多かったのですが今年は春と秋のリーグで2位だったので僕らが直接もらうことができてよかったなと思っています。

 

-お3人はあと1年あるということで、この先の目標について教えてください。

(平山さん)難しいですね、今までインカレ出場をずっと掲げてきたチームなのでここにきて全国3位になってしまって、これ以上の目標を立てなきゃいけないのかと思うのもあるんですけど、全国大会に出ることに意味があると思うので、毎年インカレ出場を目標にやっていく。他の大会は全国大会とかないので、その大会で優勝できるかできないかなので、インカレっていう予選があって全国大会があるという大きい大会で、毎年インカレに行くのがチームとしての目標になってくるかなとは思いますね。
また来年も出られたらいいなと。

 

-入部を考えている新入生に対してのメッセージをお願いします。

(嶋倉さん)高校野球やってた子で甲子園を目指したけど出れなかったとか、不完全燃焼な部分がある子とかは、準公(準硬式野球部)とか硬式野球、似たような野球系の部活は全国大会を目指すっていうのは難しくなってくると思うんで、うちみたいにちょっとマイナーな分、全国大会も目指せるし、全国大会で今回みたいに上手くいったら上の方までいけるみたいなところもあると思うので。野球とソフトボールで違いもあるし、甲子園っていう舞台でもないんですけど、勝って全国大会に行くっていう目標を達成できそうな位置にいる、と考えてもらえればと思います。

(関口さん)今回は全国の3位になって、新入生とかその全国3位というのを聞くと、ちょっと練習厳しいのかな?ソフトやってなくて、自分でもいけるのかなっていうふうに感じてしまうと思うんですけど、全然そんなことなくて、今まで言ったように楽しんで、みんなソフトボールやってるんで。ぜひやりたい気持ちがあれば、入って頑張ってもらえたらなと思います。

(平山さん)うちの部活って良くも悪くも上下関係がなくて学年に壁がなく仲いいので、部活で純粋にソフトボール楽しんで、まあ一日2時間とか2時間半で週5で練習するだけで全国大会に行けるなんて、コスパいいって言うか、大学生活の一つの大きな思い出になるなら別に朝練習するぐらい苦じゃないかな。サークルとかそういう違うベクトルの楽しい大学生活もあるけど、その中で熱中できるものをしっかり見つけられる、見つけて結果も伴ってくるとなるとソフトボール入って欲しいかなと思います。

 

ソフトボールを楽しみながらプレイされていることが、インタビューの中でも伝わってきました。

これからのご活躍を祈念し、応援していきたいと思いました。


インタビュー・記事:オオスミウム(経済学部3年)

 

大会結果

【1 回 戦】高崎経済大学 7 - 0 大阪体育大学
【2 回 戦】高崎経済大学 4 - 3 高知工科大学
【準々決勝】高崎経済大学 8 - 5 東京理科大学
【準 決 勝】高崎経済大学 4 - 10 岐阜聖徳学園大学