高崎ふるさと大使のあの場所は今 ~ グリルねんりん ~
いっぱい食べる担当オオスミウムです!今回は、日本を代表する大企業のヤマトホールディングス代表取締役社長であり、高崎経済大学同窓会の東京支部長で『高崎ふるさと大使』の長尾裕さんの思い出の場所を訪ねます。それが飯塚町の「グリルねんりん」です。高崎経済大学に入学後、テニス部に入部した長尾さんは先輩に連れてきてもらったのが初来訪だそうです。以降、何度も訪れ、今でも高崎に来た時には立ち寄るとのこと。これは行ってみないわけにはいきません、早速お店に向かいます。
大通りから外れた閑静な場所に店を構える「グリルねんりん」は、昭和40年創業の老舗!木の看板が目を引く外観です。中はケヤキの切り株でできた机が置かれ、温かい雰囲気があります。メニューはハンバーグやラーメン、ソースかつ丼とさまざま用意されており、目移りしてしまいますが今回は長尾さん一押しのオムライスと半スープをいただきます。
オムライスは薄焼き卵で包まれたチキンライスと、ケチャップが乗ったシンプルで王道の逸品でした。半スープは具材たっぷりで熱々、もやしのシャキッとした食感が柔らかくなった白菜との対比で食べ応え抜群でした。
現在2代目の店主夫婦が切り盛りするお店ですが、先代の店主夫婦時代から多くの高経生がお世話になっていたとか。ある人は出前のアルバイトで、常連だったバスケ部は部活の同窓会で、色々な人の思い出がつまったお店です。
高崎には個人経営で後継者のいない「絶滅」に瀕した名店をして取り上げた「絶メシリスト」があり、「グリルねんりん」もその一つです。「後継者はいないが15年は頑張るので、元気なうちに来てほしい」と語ります。長尾さんも「貧乏な学生に優しくしてくれるお店が多かった。大半が閉店してしまい淋しいです。」と話しています。
高崎市内には皆さんの思い出の味が残っているところもあります。なくなってしまう前に一度訪れてみてはいかがでしょうか。