支部からのお知らせ

国内研修プログラム「キャリア形成セミナーin四国中央」実施報告

【概要】
 セミナーは、職場見学を受け入れていただく同窓生の勤務先がある愛媛県四国中央市において、9月8日(日)~9(月)にホテルグランフォーレを会場に開催することとし、大学キャリア支援チームが募集を行い、2年生5名の参加がありました。
 愛媛支部としては、高崎経済大学国内研修プログラム事業の趣旨である、学生が自分のキャリアを考えるきっかけとなる機会を提供することを目指して、「プレゼンテーション」、「ディスカッション」、「フィールドワーク」の3部構成で企画し、1日目に「プレゼンテーション」と「ディスカッション」、2日目は「フィールドワーク」の日程としました。
愛媛支部作成ポスター
【プレゼンテーション】
 「地方で育むキャリア形成」をテーマに、愛媛支部の3名の同窓生(市役所勤務、保険代理店勤務、銀行勤務)から、学生時代から現在に至る経験をもとに、フリー形式でプレゼンテーションを行い、学生との質疑応答が盛んに行われました。
プレゼンテーター
【ディスカッション】
 キャリア理論を参考にして事前にオンライン協議などを行い作成したワークシートを学生に配布し、記入した内容を発表する形式をとりました。同窓生のプレゼンテーションを「能力」・「やりがい」・「価値」の視点から分析するとともに、自分自身を振り返りながら、将来の姿を想像していただき、同窓生からアドバイスを受けました。地元の国立大学のキャリア教育においても、同様のワークシートが用いられているそうです。
ディスカッション
【フィールドワーク】
 出発する前に、国の2023年経済構造実態統計を使い、四国中央市はパルプ・紙・紙加工品製造業の製造品出荷額が全国1位であること、製紙工場の製造工程では原料の輸入が必要となること、日本の貿易量の99.6%を海運が担っていることから港湾施設は非常に重要であることなどを支部長から説明しました。
 フィールドワークは、「保険会社・保険代理店・お客様からリスクマネジメントの仕組みを学ぶ」をテーマに、同窓生が勤務する保険代理店の有限会社三島勝見を訪問し、保険会社の損保ジャパン株式会社担当者から損害保険について説明を受けました。
フィールドワーク その後、お客様である川之江港湾運送株式会社に移動し、CLT工法で建築された新社屋において事業概要の説明を受け、物流センターにてコンテナへの積荷作業等を見学しました。
フィールドワーク1 また、同社のお取り計らいで、三島川之江港への立ち入り許可を受け、四国最大のコンテナ取扱量がある金子国際コンテナターミナルを見学させていただき貴重な経験となりました。
フィールドワーク2 今回の企画にご協力いただいた皆様に心から感謝申し上げるとともに、セミナーが参加された学生の今後のキャリア形成のきっかけになることを期待しております。