高崎の街がテニスで熱くなる!
― 高崎国際オープンテニス大会観戦記 ―
高崎市内でプロテニスプレーヤーが出場する国際大会が開催されると聞きました。折角の機会なので、会場に足を運んで試合を観戦してきました。
高崎の街がテニスで熱くなる!
高崎国際オープン(W100TAKASAKI)の会場は高崎市民がテニスの聖地とする清水善造メモリアルテニスコートです。「会場まで足を運んでプロの試合を観戦するなんて、敷居が高そう」と思っている方もいるかもしれませんが、実際に会場に行ってみると老若男女、実に様々な目的の観客がいます。この日は平日の1回戦でしたので観客は少なめでしたが週末は満員で入場券(無料・事前申込制)は完売になったそうです。
9時30分ごろに会場に到着。早速受付に向かい事前に連絡をしていた高崎財団の職員を訪問、スムーズにご対応いただきプレス扱いでの入場でちょっと緊張!大会会場での取材について説明を受け、いざ会場内に足を踏み入れました。試合開始まで少し時間があるので練習コートに向かうことにして取材開始です。会場にはキッチンカーでの飲食類やテニスグッズの販売店もあり賑やかな雰囲気も感じられます。
プロの練習を見学したい
大会会場は高崎市箕郷町出身で1920年に日本人で初めてテニスのウインブルドン選手権に出場した往年の名選手清水善造さんの功績を後世に伝えると共に、子供たちのあこがれの場所になるようとの願いが込められているのです。コート数は21面でナイター照明を完備、スタンドなど収容人数約1,000人を誇る立派な施設です。市内各校のテニス部の学生さんなども大会スタッフとして来場しています。他では無料でトップ・プロの練習を見学できる機会はほとんどありません。華やかに見えるプロ選手も、毎日地道な練習を行っていることがよく分かります。練習を見たことで、選手や試合を見る目が変わりました。
そして始まったトーナメントの試合は審判の英語によるアナウンスのなか、世界各地から集まった女子のプロテニスプレイヤーの息遣いを身近で感じながら観戦する初めての機会となりました。プロの試合には選手たちの熱い思いが色濃く表れています。それは、実際に会場で観戦したほうがはっきりと感じられるものです。
日頃からテニスをプレーしている方はもちろん、いつもはテレビ越しに応援しているだけの方も、高崎でプロの試合を観戦してみませんか。また、清水善造メモリアルテニスコートは、国際大会も開催される国内トップクラスのコートですが、利用登録をするだけで誰でも気軽に利用することできます。最新のコートで練習をしてみるのも良いかもしれません。
取材担当 のりさん(地域政策学部観光政策学科2年)